コラム
あたしが小さい時の加藤家は、
父は仕事でほとんど家にいなくて、
母は専業主婦で、
母親が家庭の全部の切り盛りをしていました。
ある意味、昔の家庭ではよくあるタイプだったかもしれませんね。
父は家にはほとんどいなかったけど、ある意味、加藤家では絶対的な存在だったような気がします。
今思うと、母は、子供に対して、父を偶像化する事で、子供のコントロールをしていたのかもしれないなぁ~。
当然、意識的にではなく、無意識的と思いますが。
『なんか悪いことしたら、お父さんが怖いよぉ~』⇒いう事ききなさいよ。
『お父さんみたいに、立派になるのよぉ~』⇒お父さんを見習うのよ⇒お父さんがゴール
『お父さんみたいになる為には、いっぱい勉強して、いい大学に入ると、大きな会社に入れるのよ。』⇒勉強しなさいよ。
『それが、あなたにとって一番幸せよ』⇒いう事きいて、いい子になって、勉強し続けていい大学に入ってね。それがあなたの幸せよ。
さらに、この一連の言葉には、こんなことも受け取っていたようです。
『応援しているわよ。がんばってね。そんなやっちゃんが大好きよ。』
あたしは母親のこの言葉をそのまま受け入れて、
学校の勉強をする事がなによりも幸せの近道だし、
大好きなお母さんが喜んでくれる。
とまじに思っていたようです。
素直だったのねぇ~(^^)。
そして、当時としてはめずらしく小学校の低学年から塾に通い始めました。
そして、大学に入学するまでずっと塾に通っていました。
まぁ、今は塾に行くのが当たり前なのかもしれませんが、、、
後述しますが、自分の体験から、今の私は、子供は小さい時は遊ぶのが一番と思っています。
『1』でも書きましたが、親が喜ぶには?がすべての行動の基準だったような気がします。
そこには自分がないので、、、周りばかり見るようになり、
自己表現が出来なくなり、自分の意志がなく、
人に合わせる事、人に嫌われない事、
を第一優先にする子供になっていいきました(というか大人になっても)。
当時は、母は本当にあたしのことを心から心配してくれたんだと思います。
ただ、そこには、『子供の尊厳』を意識する概念はなかったんじゃないかなぁ~。
なお、子供の尊厳を損なう子育てをすると、子供の自己肯定感が著しく下がって、依存する子になっていきます。
だから、あたしは自己主張のできない子供に育っていったのね(^^;。
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そして、あたしは、勉強しました。
その甲斐あって、某有名大学に入学しました。
が、、、、
いい大学に入ったら、なんでもできる。
いい大学に入ったら、いい会社に入れる。
いい大学に入ったら、自由になれる。
と思っていたところ、、、、
大学に入って、何をしたらいいかわからなくなりました。
大学で勉強すればいいんだろうけど、、、何を何のために?
自分を見失いました。
そして、、、タガが外れて、まったく勉強しなくなったのです。
その後、
なんで大学で勉強しなかったんだろう、、、
もったいないことしたなぁ~と後で思ったのですが、、、、、
こうやって思い起こすと、
母親の『いい大学に入ると大きな会社に入れる』という言葉の性で、
【いい大学=ゴール】という自動設定がされていたようですね。
子供のころの親との関係の影響力ってすごいなぁと思います。
ひょっとすると、母親から、「やっちゃん、どうなの?」と聞かれていたかと思います。
でも、これをすることが親が喜ぶこと、それはあたしもうれしいと、
実践していくうちに、いつしか、あたしは、
「どうやったら、親が喜ぶのか?」
という価値観で生きる事になってしまったようで、すでに自分で決めることができなくなっていたようです。
映画「かみさまとのやくそく」でも、
「子供は、親に喜んでもらうために生まれてきた」と言われていますが、、、
親からしてみると、子供の事を考えると、
子供の尊厳を守る子育てって重要だなぁと思いますね。
ニックネームは「たみちゃん」「たみ」と呼ばれています。
自分を癒して、自己成長を目指していく過程で、ある時にいきなりおねえさん言葉を連発するようになり、それが自分の中で抑圧をしていた女性性だと知る。
その女性性の名前がたみちゃん(ちなみに、男性性はやっさん)。
それ以来、女性性・男性性というものがどのようなものかを探求していく過程で、今の独自のセッションスタイルを構築。
男性性と女性性両面を持った男性ヒーラーとして活躍中。
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